酵素消化低分子化フコイダンのがん治療への臨床応用、統合医療を実践しています。

第6回 LMF研究会

日時 2014年8月2日(土)18:00
開催地 鹿児島県
会場 城山観光ホテル
当番世話人 花牟禮 康生先生 医療法人康陽会 花牟禮病院院長

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韓国の現状、研究報告
An young Sung(アン・ヨンソン)Sebo漢方医院院長

漢方医学的フコイダン

  • ズバリ一致する漢方薬はないが、強いて言えば昆布が類似薬剤と見なされる。
  • 昆布は海苔(Laminaria Japonica  Aresch.)カジメ(Ecklonia kurome okam.)の葉状体を乾燥させた薬剤と考える。
  • 昆布は軟堅散結、消炎、治瘤などの効能があり、炎症を治療し甲状腺腫などを治療するための薬剤として使用。
  • 禁忌事項としては、冷たい性質も持つため消化機能が弱い人や妊娠婦に大いに使われることは避けたほうが良い。
  • 四象体質で区別すると、太陽人に合った薬物。
  • モズクの学名はCladoshipon okamuranus.
  • モズクと中は同じで種は違う漢方薬剤があるが、それは海蘊 Cladoshipon decipiens。
  • これも昆布と似た効能を持ち、漢方医学では昆布、海苔、海蘊などの薬剤が混用される。
  • 主に漢方医学ではこれらの使用は咽喉炎や甲状腺の疾患に使われると報告されている。
  • フコイダンという物質には、モズクが怪我を負ったときに組織を保護するために生成される粘液質に多く含まれているといわれているので、漢方医学的にも怪我を治療し、炎症を治す効能が優れていると見なされる。
QOL調査研究としてがん6症例、アトピー性皮膚炎1症例の研究報告。
症例1:55歳 男性 膵臓がん
4月5日飲用開始後、4月14日の検査結果上、肝臓の数値が急激に悪化し1日300ccの飲用していたのを150ccに減らし飲用することを指示する。酵素消化低分子化フコイダンの影響なのかは判断がつかないが、飲用後の肝臓の数値が悪化された点は注視すべき点だと思われる。飲用量を減らしてからは安定を取り戻し1日300ccの飲用を継続し、現在は12週の研究期間が終了し肝臓機能は安定し、飲用前より遥かに良くなっている。2014年7月15日主治医先生の所見より、膵臓がん、 貧血、肝臓炎、すい臓炎があり薬物治療中。血液検査の結果からは貧血および肝臓炎、膵臓炎の所見は現時点では好転された状態にあり今後は定期的な血液検査および経過観察が必要。
症例2:53歳 女性 肺がん
2014年4月4日 酵素消化低分子化フコイダンの飲用を開始し、2014年5月に手術を行い術後の転移もなしとの診断を受け予防のため持続的に酵素消化低分子化フコイダンを飲用している症例。
症例3:51歳 女性 乳がん
2012年8月に乳がん 肺転移の診断を受け、2014年3月27日現在も抗ガン剤治療を継続しているが、体重52kg(身長150cm)を維持している。併用して放射線治療を行っているが、治療後にはQOLの急激な低下が診られていたが、酵素消化低分子化フコイダンを飲用してからは回復が速まり飲用開始12週後には体力と食欲が増進されている症例。
症例4:51歳 男性 小細胞肺がん
漢方医学の先生で診療業務と闘病生活を平行しているため、体力的消耗が多く苦労されている患者さんで、酵素消化低分子化フコイダン飲用後、睡眠の質が改善され食欲不振についても改善。集中力は若干の悪化傾向があるがものの飲用前と比較し体調およびQOLが改善された症例。
症例5:59歳 男性 胃がん
末期がんで酵素消化低分子かフコイダン飲用後・吐き気・肝機能の低下等が診られたがこれらの症状はがんの影響であると考えられる。酵素消化低分子化フコイダンの飲用後、睡眠の質および痛みについても改善された症例。
症例6:45歳 男性 肝臓細胞がん
2014年1月28日に肝臓細胞がん、慢性b型肝炎、肝硬変の診断を受け、主治医より酵素消化低分子化フコイダンの飲用について唯一、許可が出た症例。大学病院でFUDR(フロクスウリジン)と全身抗がん治療(FP)を受けられ、QOL質問票からは特異事項は見当たらなかったものの問診からは疲労度が遥かに改善された症例。
症例7:27歳 男性 アトピー性皮膚炎
症で、高校時代本院で2年ほどのアトピー治療を行い完治判定となり、その後受験生活とストレスなどが重なり再発し大学病院にてステロイド療法、自身では各種のアトピーに良いと言われている療法を試したが本院で太陰人に合った処方での治療を行う。特異事項として雨が降ったり、湿気が多くなると皮膚からショウエキが出て痒くて眠れない状態であるが、酵素消化低分子化フコイダの飲用後は皮膚の再生速度が増加され、母親の癌告知によるストレスや母親が経営していた店を管理するようになり肉体的にも疲労が蓄積されているにも関わらず、皮膚の回復力が良くなりとても満足されている症例。

基礎研究 最新報告
照屋 輝一郎 九州大学助教

症例報告
喜多村 邦弘先生

1.酵素消化低分子化フコイダンと抗がん剤が奏功した例、2.酵素消化低分子化フコイダンと食事療法が奏功した例、3.酵素消化低分子化フコイダンが副作用を軽減した例、3症例の報告

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