酵素消化低分子化フコイダンのがん治療への臨床応用、統合医療を実践しています。

当会は、基礎・臨床研究を通じて酵素消化低分子化フコイダンの作用機序の解明とがん治療をはじめとする難治性疾患の治療に貢献していくことを目指します。

LMF臨床研究会

LMF臨床研究会は、2011年8月発足世話人会が開催されLMF研究会として発足しました。
九州大学大学院 農学研究院 生命機能科学部門システム生物工学講座 細胞制御工学分野 照屋輝一郎 先生と故)白畑實隆先生の長年にわたる基礎研究(がん治療の補助剤として低分子化フコイダンが持つ作用機序の解明)のエビデンスに基づき、臨床症例の情報共有、症例の蓄積と臨床研究を進めていくことを目的とする医師、歯科医師、獣医師、コメディカル、研究者が集う会です。

がん治療では、がんを克服することが目的であることは言うまでもなく、いかにQOLを維持し日常生活に不自由なく治療を継続していけるかが患者さんとご家族にとっては大きな課題となります。私たちは、がん治療や副作用と日々向き合い悩める患者さんに「より有効」に「より安心」してLMFを活用していただくため研究に取り組んでいます。

LMF臨床研究会の活動

研究会の主な活動として、年に1回研究会を開催し基礎研究の最新の情報や会員医師が経験した症例を報告し共有しています。臨床研究では多施設による共同研究に取り組み国内外の学会やグローバルなジャーナルに論文を投稿し正しく情報を発信しています。 また、患者さんとご家族が遠慮することなく相談できるよう会員施設間での連携や紹介システムを構築してまいります。
LMFの服用を検討中の方へ 直接ご相談できる会員施設紹介
第15回LMF研究会開催のご案内
九州大学大学院生命学科部門における基礎研究

代表世話人

川口 光彦(医療法人川口内科 川口メディカルクリニック)

川口 光彦(医療法人川口内科 川口メディカルクリニック)

はじめに

近年のがん治療はめざましい進化を遂げており、より効果的かつ患者の体に負担が少ないがん治療の方法が開発されつつあります。しかし、依然としてがん治療には困難が伴い、全ての患者を救うことができていないのが現状です。こうした事情を背景に、1990年代以降の欧米におけるがん治療では代替療法への関心が高まり研究が進められています。
アメリカでは国立の補完代替医療センター(NCCAM)が設置されるなど、西洋のがん治療とそれを補完する代替療法を同時に行う「統合医療」という考え方が主流となっています。日本でも2000年に日本統合医療学会が設立され、2012年からは厚生労働省ががん治療における統合医療のあり方に関する検討会を開催しています。
統合医療には、標準のがん治療だけではカバーすることができない多くの可能性を秘めています。
病(がん治療)と向き合う患者さん、ご家族にとってがん治療の選択肢が増えることは望ましい状況であると言えるでしょう。

LMF臨床研究会では、「酵素消化低分子化フコイダン(以下:LMF)」の癌をはじめとする難治性疾患への臨床応用、研究に取り組んでいます。
LMFの特徴として、癌細胞特異的アポトーシス誘導効果、血管新生抑制効果、腫瘍免疫増強効果、表面糖鎖改変効果など、顕著な抗腫瘍効果を有すると考えられています。また、癌細胞の増殖を抑えるだけでなく、転移浸潤を防ぐ効果や免疫を高めることが確認されており多彩な効力を発揮することが期待されます。
当研究会では、LMFでがん治療を補完することで腫瘍の消失や進行を抑制していると推察される症例や、抗ガン剤と併用することで治療の効果をより高めていると考えられる症例が多数報告されています。
多くの作用を持つLMFがより広く認知されるためには、すでにLMFを取り入れていた統合医療を実践する医師が持つ臨床症例を共有し、検討・研究することで「がん治療の臨床的エビデンス」として構築していくことがとても重要となります。
当会の活動に興味・関心、ご質問がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。

九州大学大学院農学研究院での基礎研究

九州大学では、2002年よりLMFの癌に対するアポトーシス作用、免疫力強化作用、新生血管抑制作用という3つの作用機序を中心に研究を進め、さらに、転移・浸潤阻止に加え、癌細胞の接着を阻止するなど、がん治療に有効な働きがあることを報告しています。抗ガン剤治療では、正常細胞や免疫力等にダメージを与えてしまうことが最大の弱点です。LMFには「癌細胞にのみ作用する」という特性だけではなく、がん治療の副作用を軽減する作用や正常細胞の機能を強化する作用があることが分かってきています。

TOPICS

動画コンテンツ(医療従事者様限定)更新のお知らせ

2021年03月05日
第13回LMF研究会【特別講演】落谷 孝広先生 東京医科大学医学総合研究所 分子細胞治療研究部門 教授
「未病社会の実現に挑む~がん早期発見から新規治療開発の最前線~」の動画をUPしました。
2021年03月03日
2021年2月27日開催 【LMF Zoom勉強会】 螺良 修一先生 螺良歯科医院
「フコイダンの歯科的応用〜症例を中心に〜」の動画をUPしました。
2020年11月16日
「LMFZoom勉強会」九州大学 照屋 輝一郎先生の基礎研究の動画をUPしました。

動画コンテンツ(医療従事者様限定)よりご覧いただけます。
※動画のご視聴はID/パスワードが必要です。ご希望の方は専用フォームよりお申し込みください。

現在実施している「多施設共同研究」

がん治療を補完する補助剤として、LMFの有効性を追求する臨床研究に取り組んでいます。
がん治療の有無に関わらず、参加いただける施設を募集しております。

〈研究名〉
「酵素消化低分子化フコイダンの服用による腸内環境改善と病態に関する臨床研究 」

多施設共同研究での発表論文

事務局からのお願い

【患者さん、ご家族からの相談希望にご対応いただける施設募集について】

昨今のがん治療は、西洋の標準治療を軸として補完代替療法、各種免疫療法、食事療法、民間療法などをはじめ、がん治療の組み合わせは多種多様となっております。 多くの情報を簡単に検索し収集できる現在、がん治療の一助としてLMF活用を検討 されている患者さん、ご家族からのご相談にお応えいただける施設を全国で広く募集させていただきます。
がん治療での活用方法等は個別にご説明させていただきます。 施設でのがん治療(がん統合医療)、がん患者さんの有無に関わらずご一報ください。

【会員施設の案内について】

がん治療でのLMFの活用前相談ならびに活用後の医療相談にお応えいただける施設 として、HPへの掲載に会員の皆様のご理解とご協力をお願いします。
ご協力いただける施設を「会員施設一覧」ページに掲載し、「直接相談できる会員施設」としてご紹介いたします。

LMFの服用を検討中の方へ 直接ご相談できる会員施設紹介
第15回LMF研究会開催のご案内
九州大学大学院生命学科部門における基礎研究