酵素消化低分子化フコイダンのがん治療への臨床応用、統合医療を実践しています。

第3回 LMF研究会

日時 2013年2月23日(土)18:00
開催地 福岡県
会場 ヒルトン福岡シーホーク
当番世話人 喜多村 邦弘先生 医療法人喜和会 喜多村クリニック院長

低分子化フコイダンの抗腫瘍効果に関する最新報告
白畑 實隆先生 九州大学教授

酵素消化低分子化フコイダン抽出物の細胞表面糖鎖構造変化を伴うガン細胞死誘導効果

  • FEはガン細胞に細胞死を誘導する。正常細胞では、増殖は抑制するが細胞死までは誘導しない。
  • FE処理によって、ガン細胞のCon A結合型糖鎖の発現の増加、及びPHA-L4結合型糖鎖の発現の減少傾向が確認された。
    →FEにより、細胞表面糖鎖のN-型糖鎖の分岐が減少したことで、 マンノースが露出しことを示している。
  • 正常細胞では、FE処理による糖鎖発現の傾向はガン細胞のものとは異なる。
    →FEによる一連の細胞表面糖鎖構造の変化は、ガン細胞において見られる。

酵素消化低分子化フコイダン抽出物と抗ガン剤との併用による抗腫瘍作用増強効果

実験に用いている抗ガン剤について
  • カルボプラチン(CBDCA)
    ⇒抗腫瘍効果のメカニズムはシスプラチンとほぼ同じで、ガン細胞の2本のDNA鎖と結合することで、DNAの複製を阻害して、ガン細胞を死滅させる。
  • パクリタキセル(PAC)⇒微小管に結合して安定化させ脱重合を阻害することで、ガン細胞の分裂を阻害する。
  • 5-フルオロウラシル(5-FU)
    ⇒細胞が分裂、増殖する際に必要な代謝物質の代わりにガン細胞に取り込まれることで、そのDNAの合成を阻害するという特徴を持つ。

研究会報告一覧へ戻る