基礎研究 最新報告
照屋 輝一郎先生
九州大学大学院 農学研究院 生命機能科学部門
システム生物工学講座 細胞制御工学分野助教
本日のトピックス
- 担がんマウスを用いたLMF投与試験
- ナタマメエキス添加LMF (LMF-CG)とカルボプラチン(CBDCA)の併用によるがん抑制効果
- まとめ
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- 担がんマウスにおいて、ナタマメエキス投与群、LMF投与群、LMF-CG投与群において腫瘍成長速度の鈍化傾向が見られた。
- LMF-CGとCBDCA併用によるがん細胞死誘導増強効果が確認された。感受性はがん細胞の種類により異なることが確認された。
- HT1080細胞において、細胞周期解析を行ったところ、 ナタマメエキス単独処理ではSub-G1期の細胞数は増加せず、 LMFとナタマメエキスの併用処理時にSub-G1期の細胞数増加(細胞死の増加)が確認された。